石川义宽,大正14年(1925)3月23日、静岡県富士宮市に生まれる。日本大学法文学部政治経済学科卒。(株)新東宝撮影所に助監督として入社。助監督時代からシナリオを手がけ、映画化されたものだけで7本。この中で特筆すべきが、アメリカ映画界で世界のオカルト映画の最高傑作と評価されている『東海道四谷怪談』のオリジナルシナリオ。昭和36年(1961)、監督に昇進。第1回作品は『怪猫お玉ヶ池』。続いて『南郷次郎捕物帳』『怒号する巨弾』『青春ズバリ講座』(以上、すべて脚本・監督)を発表。昭和38年に会社が倒産しフリーとなる。以後、映画での監督は(株)東映京都撮影所で2本。テレビ映画は『特別機動捜査隊』『公安36号』『水戸黄門』『大奥』『女ねずみ小僧』『荒野の素浪人』など、テレビドキュメンタリーは『すばらしい世界旅行』『知られざる世界』など、いずれも高視聴率番組を手がける。ビデオソフト作品は『奥の細道』など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)『酒をたしなみ糖尿病とも闘う 人生は“心”楽しく』よりhttp://www.hmv.co.jp/artist_%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E7%BE%A9%E5%AF%9B_000000000280433/biography/media_all/