東京都新宿区に近い架空の「八坂(やさか)区」を管轄する「八坂警察署」(初期に掲載された記事では「七曲署」が舞台設定だったが、変更された模様)の刑事たちの人間味溢れる活躍を描いたドラマ。前番組の『太陽にほえろ!』と異なり、刑事部屋には常に10人以上の刑事が執務している大規模警察署が舞台であり、実際の捜査活動、警察描写において当時としてはかなりのリアリティを追求した作りとなっていた。 現在では珍しくないが、警察用語を台詞に取り入れるようになった。四係をマル暴と正式に呼ぶようになったきっかけはこの作品からとみられる。以前には大川俊道脚本(『太陽にほえろ!』)で単発的に使用されるのみだった。以後『あぶない刑事』等でも神奈川県警のコードを使うようになり、本作は現在に至る“リアル志向”の先鞭を付けた。
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