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英霊か犬死か ~沖縄から問う靖国裁判~海报封面图

英霊か犬死か ~沖縄から問う靖国裁判~

纪录片
2010日本上映 / 30分钟
简介

原告-崎原「戦死した母が命(ミコト)、神として靖国に祀られていたとは。死者に対する最大の冒涜だ!」 原告-安谷屋「たった2歳の弟が球(たま)部隊所属で死んだとして英霊にされている。祭神の名簿から削除して欲しいんです」 戦争で国のために命を捧げた軍人軍属246万柱を「神」として祀る靖国神社。そこに沖縄戦で死んだ民間人6万人近くが祀られていることはあまり知られていない。なぜ、軍人でもない沖縄戦の犠牲者、しかもゼロ歳児までが「軍神」や「英霊」となってしまったのか。 無断で祀られた家族の名前を祭神名簿から消してほしいと、沖縄の遺族たちは国と靖国神社を相手取り、裁判を起こした。そこには、国が戦後補償のような形で整備した「援護法」により、援護金をもらう代わりに一般の住民が「準軍属」と扱われるというからくりがあった。 石原昌家教授「援護法こそ、沖縄戦の本質を覆い隠すもの。積極的な戦闘協力だったとして地上戦の惨劇を美化し、国の戦争責任の追及を回避するものだった」 原告の一人、彫刻家の金城実さんは、本土防衛の捨て石作戦といわれる沖縄戦の死者が「英霊」とされ、「犠牲になってくれてありがとう」と解釈されていることと、「抑止力」の名目で民主党政権が再び県内に基地を押し付けようとしながら、「感謝します」と発言した今の構図は同じだという。 命を差し出し、基地を差し出して感謝される沖縄。金城さんはそれが許せない。 戦後65年たっても日米の軍需拠点にされ続けている沖縄の弱さを射抜くためにも、金城さんは戦死した父を「犬死」として、まずは国の付与した栄誉をひきはがすこと。そして戦争の本質を問い、繰り返さないことこそ、戦死した人の死を「犬死」にしない唯一の道だと、靖国裁判に執念を燃やしている。

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