警視庁勝どき署管内の、関連ビル地下に仮設置された『捜査資料管理室(仮)』に着任した明石幸男(瀧川英次)。主な仕事は、警視庁技術専門官として過去の捜査資料のデータ入力。つまり、捜査が終了して解決済みの事件の資料、「捜査報告書」「供述調書」「鑑識報告書」「死体検案書」「現場写真」など、保管されている紙資料全てをデジタル・データに置き換えて、新設される「警視庁捜査資料管理センター」のクラウド管理サーバーに保存していく。 捜査資料管理室(仮)には組織上6人が所属するが5人は他部署との兼務で、専属で常駐するのは明石ただ一人。直属の上司で署内唯一?の知り合いである室長(甲本雅裕)とも電話で話すだけの日々である。 小さいころから時刻表オタク、自分だけの世界で妄想することが好きだった明石は、小学生の時に読んだ松本清張『点と線』の“空白の4分間”がきっかけでミステリー...
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