西村寿行の同名小説を、アクション作品に定評のある丸山昇一が脚色し、数多くのテレビドラマを手がけてきた長谷部安春が監督した、角川映画テイストあふれるアクション・サスペンス。しばたはつみによる主題歌もヒットした。 警視庁捜査一課の仁科草介はマンションの自室で襲われ失神。気がつくと、自分の銃で撃ち殺された男の死体が転がっていた。仁科は新聞記者の蜂島らの協力を得て、大物政治家の中臣晴義と日本ウラニウム鉱社社長の平井剛一が、戦時中に五千キロの金塊を積んだまま墜落した爆撃機を探していることを知る。中臣と平井は金塊をめぐり対立しており、仁科はその争いに巻き込まれ罠にはめられていたのだ。爆撃機の搭乗員たちは、仁科の生家で一夜を過ごしており、金塊の処分についてもそこで話していたというのだが…。
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