天の北の果てに住む雪ん子のゆきは、地上に雪を降らせる“じんじい”と“ばんばあ”の一人娘。じんじいはゆきに試練を与えるために、地上に降りて、悪を掃除するように命じた。ときは室町時代。野盗の暴れまわる村に降りたゆきは、こじきの少年少女たちと出会い、村人を救うために立ち上がった。天界からつかわされた白馬フブキにまたがったゆきに、こじきの少年たち、村人たちが続いて野盗を滅ぼした。勇気づけられた村人たちは、次に、村の男を戦いにかり出す領主や、重い年貢を取りたてる名主を倒し、自由を勝ちとっていく。次々に試練を乗り越えるゆきが、最後に挑戦しなければならない相手は村人の心に伝説的に生きる“神人様”だ。心に生きている魔神だ。どんな外敵にも負けることもなかった村人も、心の中の敵におびえはじめた。しかし、ゆきは、その最後の試練も見事にしりそげることに成功して、地上にはけがれない雪が積もるようになった。
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