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Hatachi no genten海报封面图

Hatachi no genten

剧情
1973-10-27日本上映 / 89分钟
简介

昭和44年6月24日、午前2時36分ごろ、国鉄山陰線に若い女が飛び込み、即死した。その娘は高野悦子、二十歳。立命館大学文学部史学科三年。遺書はなく、大学ノートに十数冊の横書きの日記が遺された--。一月二日、悦子は郷里の宇都宮で二十歳の誕生日を迎えた。何となくイライラする毎日。三日を過ぎると京都の下宿に戻った。その頃、学園紛争は連鎖反応的に日本全国に拡がり、悦子の立命館大学も例外ではなかった。バリケード、機動隊、赤ハタ……。機動隊の棍棒で殴られ血を流しながら連行されていく渡辺委員長の美しい顔を目前に見て、悦子は何かしなければ、でも何をすれば……と思う。ある日、迷いの中から悦子は目覚めた。学生闘争から挫折していく牧野ら友人たち、目の前で逮捕された時の渡辺の目。荒れ果てた教室の中で、悦子が見たものは、自分自身の姿であり、戦う相手は自分自身であるということ。長い髪の毛を切り、ホテルでウェイトレスのアルバイトを始めた。ある日、下宿に父が尋ねて来た。授業料を使い込みしたこと、髪を切ったことを責められた。父を送っての帰途、スナックで悦子は初めて酒を飲んだ。そこのマスターは、アルバイト先の鈴木主任と同級生だった。彼との会話のうちに、鈴木に対しての愛を意識した。悦子は学校への、親へのささやかな自分自身の抵抗として、試験放棄、授業料不払いを決意する。鈴木への激しい思い、4月。新入生を迎えた大学は、正に平和そのもの。これは偽の平和だ。あの渡辺の残していったものは、どこへ行ってしまったのか……。悦子は、自分独りでも戦おうと思った。両親との訣別、孤独との戦い、未熟であることの認識。メーデーの日。偽りの平和に甘んじる人々の表情を見て絶望する悦子。この日、鈴木への激しい思慕を胸に、バイト先の京大生中村とデイトをした。酒、夕バコ、中村との生活、空っぽの満足の空間にさまよう悦子。すべての事を忘却し、誰にも自分の深部に立ち入らせない。暗い夜だけが悦子のただ一人の友となる。そして酒と睡眠薬。悦子は永遠の旅に出る……。

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